Events ManagerでGutenbergのイベントが公開できない時の直し方

Events ManagerでGutenbergのイベントが公開できない時の直し方

Events ManagerでGutenbergのイベントが公開できない時の直し方

Events ManagerをGutenberg編集モードで使っているときに新規イベントが公開できず、クラシックエディタでは問題なく動作する場合、プラグインのバージョンが7.3.1〜7.3.4のいずれかであることが主な原因だ。7.3.5以降へアップデートすると修正される。

どんな操作をしたときに発生するのか

どんな操作をしたときに発生するのか

Gutenbergモードを有効にしたEvents Managerで新規イベントを作成する。すべての項目を入力して「公開」ボタンを押しても、画面が再読み込みされステータスが「下書き」のままになり、公開状態に切り替わらない。一方でクラシックエディタに切り替えると、同じ内容でも問題なく公開できるという状況だ。

この現象は、WP標準テーマ(Twenty Twenty-FourやTwenty Twenty-Five)に切り替えても、他のプラグインをすべて無効化しても変わらない。Events Manager側のGutenberg統合部分にバージョン固有の不具合が存在しているために起きる。

公開ボタンが反応しない直接の原因は何か

公開ボタンが反応しない直接の原因は何か

Events Managerのバージョン7.3.1から7.3.4には、Gutenbergエディタ上でイベントを保存する際に走るバリデーション(検証)処理に問題がある。具体的には、イベントの必須項目が正しく入力されていても内部的な検証に失敗し、「公開」操作が受理されない状態になる。

とくに繰り返しイベント(定期的な開催設定)を扱う場合、「Main recurrence set times are required(メインの繰り返し時刻設定が必要です)」という趣旨の検証エラーが返され、公開をブロックされるケースが報告されている。このバリデーションエラーは管理画面の見た目には表示されず、ブラウザの開発者ツール上で確認できる。

エラー状態 Gutenbergでイベントを保存しようとする
内部処理 EMのバリデーションAPIが検証失敗を返す(7.3.1〜7.3.4の不具合)
結果 ステータスが「下書き」のまま公開されない
公開に失敗する流れ(Events Manager 7.3.1〜7.3.4)

このデモが示すように、エディタの見た目上は正常に操作しているのに、プラグイン内部のAPI応答が原因で公開処理が止まる。Events Manager 7.3.5でこのバリデーション不具合が修正されている。

Events Managerを最新版にアップデートして修正する

Events Managerを最新版にアップデートして修正する

最も確実な解決策は、Events Managerをバージョン7.3.5以降にアップデートすることだ。管理画面から数ステップで完了する。

STEP 1 WordPress管理画面で「ダッシュボード」→「更新」を開く
STEP 2 Events Managerに更新がある場合「プラグイン」一覧から更新する
STEP 3 更新後、Gutenbergで新規イベントを作成し公開できるか確認する

サイトの運用途中でアップデートをためらう場合は、まずステージング環境(テスト用の複製サイト)でアップデート後の動作を確認すると安全だ。近年の国内レンタルサーバーでは、管理パネルからワンクリックでステージング環境を作成できるものも多い。

すぐに公開したい場合の一時的な回避策

すぐに公開したい場合の一時的な回避策

プラグインのアップデートが何らかの理由ですぐにできない場合、以下の回避策で公開できることがある。

  • 公開ボタンを2回以上連続でクリックする。1回目でいったん下書きとして保存され、2回目以降のクリックで公開状態に切り替わるケースが報告されている。
  • イベント編集画面の「Events Manager」設定パネルで、Gutenbergモードを無効にしてクラシックエディタを使う。クラシックエディタでは問題なく公開できる。

これらの回避策は、あくまでアップデート前の応急処置として使う。根本的には7.3.5以降へのアップデートが必要だ。

アップデート後も繰り返しイベントでエラーが出る場合の対処

アップデート後も繰り返しイベントでエラーが出る場合の対処

7.3.5以降でも、繰り返しイベントの設定時にまれに「Main recurrence set times are required(メインの繰り返し時刻設定が必要です)」という趣旨のバリデーションエラーが表示されることがある。このエラーは、繰り返し設定の中核となる日時情報がバリデーションAPIに正しく渡っていない場合に発生する。

まず試すべきは、繰り返し設定を一度クリアして再入力することだ。とくに開始日時と終了日時、および繰り返しパターンの「初回の日時」が空欄になっていないか確認する。カスタムコードでGutenberg有効化を制御していた場合は、そのコードが完全に削除されているかも確認する。残留したコードがAPI通信に干渉している可能性がある。

よくある質問

Events ManagerのGutenbergモードはどこで切り替えられるか

管理画面の「Events」→「設定」→「管理画面」タブにある「イベントエディタの種類」で切り替えられる。ここで「Gutenberg」を選択するとブロックエディタが有効になり、「クラシックエディタ」を選ぶと従来の編集画面に戻る。

Gutenberg有効化のカスタムコードが原因になることはあるか

過去にfunctions.phpなどへ追加したGutenberg有効化コードが削除されずに残っていると、プラグインの設定と競合して予期しない動作を起こす可能性がある。コードが完全に削除されているか、もしくはコメントアウトされているか確認する。

公開ボタンを押しても何も反応しない場合はどうすればよいか

ブラウザの開発者ツール(F12キー)の「コンソール」タブにJavaScriptエラーが表示されていないか確認する。別のプラグインがGutenbergと競合してJavaScriptエラーを起こしている場合、それが原因で公開処理が止まることがある。

クラシックエディタでは問題ないのにGutenbergだけ不具合が出る理由は何か

GutenbergはREST APIを介してデータを保存する仕組みをとっている。Events Managerのバリデーション処理も、GutenbergモードではAPI経由で実行される。クラシックエディタの場合は異なる保存経路を使うため、API側の不具合の影響を受けずに公開できる。

7.3.5はいつリリースされたのか

Events Manager 7.3.5は2026年7月下旬にリリースされ、本件のGutenberg公開不具合が修正されている。管理画面の更新通知から適用できる。

この記事のポイント

  • Events Manager 7.3.1〜7.3.4のGutenbergモードには公開できない不具合がある
  • 7.3.5以降へアップデートすると修正される
  • アップデートできない場合は公開ボタンの複数回クリックやクラシックエディタで一時回避できる
  • 繰り返しイベントでの検証エラーは設定の再入力で直ることが多い
  • 過去のカスタムコードが競合していないか確認することも大切だ
佐々木 太陽

・ Reddit、Stack Overflow、WordPress.org フォーラムを日々巡回し、現場の悩みを拾い上げて記事化 ・ WordPress、WooCommerce、Next.js などモダンWeb制作領域のトラブルシューティングが専門 ・ 「検索しても答えが見つからなかった」を一つでも減らすことが目標 ・ エラーメッセージから根本原因にたどり着く粘り強い調査が得意 ・ 初心者がつまずきやすい箇所を先回りで解決する記事作りを心がけている

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