ByTheWeb AIレビュー!無料GEOプラグインでAI検索に引用されるサイトを目指す

ByTheWeb AIレビュー!無料GEOプラグインでAI検索に引用されるサイトを目指す

ByTheWeb AIレビュー!無料GEOプラグインでAI検索に引用されるサイトを目指す

ChatGPTやGeminiなどAI検索の利用が広がる中、従来型SEOだけでは不十分な局面が増えてきた。GEO(Generative Engine Optimization / 生成AI向け最適化)と呼ばれる、生成AIにサイトを理解させるための最適化が必要になっている。検索エンジン向けにメタディスクリプションやXMLサイトマップを整えても、AIが回答を組み立てる際に情報源として引用されるとは限らない。

WP Mayorの2026年9月2日付レビューをもとに、ByTheWebの料金体系、主要機能、実務での使い方、プライバシー面を整理した。

AI検索対策を低コストで始めたい中小企業や個人ブロガーが、この無料ツールをどこまで使えるかを判断するための内容だ。

ByTheWeb AIの全体像

ByTheWeb AIの全体像

ByTheWebは2つのWordPressプラグインに分かれている。無料のByTheWeb GEOがAI可読性スコアの算出、スキーマ生成、llms.txt出力、robots.txt管理という土台部分を担う。ここでllms.txtは、大規模言語モデル向けにサイト情報を整理したテキストファイルだ。任意のByTheWeb AIはクレジット制のアシスタントとして、不足するフィールドの自動補完やメタ情報の生成をクラウド処理で行う。

ByTheWebの2つのプラグイン構成
土台 WordPressサイト
記事、固定ページ、商品ページなどが格納される
無料・必須ではない ByTheWeb GEO
AI可読性スコア、各種スキーマ、llms.txt、robots.txt、メタ情報の手動管理を担当
任意・クレジット制 ByTheWeb AI
不足フィールドの自動生成、メタ情報最適化、FAQスキーマ生成をクラウド処理で実行
スコア改善 llms.txt出力 AI検索での引用されやすさ向上
WordPressサイト  GEO(無料)  AI(クレジット制)

重要なのは、どちらのプラグインも必須ではない点だ。ByTheWeb GEOはアカウントなしで手動機能をすべて使える。ByTheWeb AIは無料のAPIキーを接続して初めて生成機能が動く。この分離設計により、クレジット消費を伴うAI機能だけを後から追加できる。

料金とクレジットの仕組み

料金とクレジットの仕組み

ByTheWeb GEOの基本機能は無料だ。ダッシュボード、スキーマ、llms.txt、サイトマップ、robots.txt、手動フィールドはアカウント登録なしで利用できる。費用が発生するのはByTheWeb AIを接続した場合に限られる。新規アカウントには30日間有効の5,000クレジットが付与される。

試用期間後の有料プランは4段階ある。いずれも1プランで対応するドメインは1つで、未使用クレジットは翌月に繰り越されない。

  • Starter AIは月額10.95米ドルで5,000クレジットを利用できる
  • Creator AIは月額19.95米ドルで10,000クレジットを利用できる
  • Growth AIは月額29.95米ドルで20,000クレジットを利用できる
  • Pro AIは月額39.95米ドルで30,000クレジットを利用できる

クレジットの消費量はAIアクションごとに異なる。1回の操作で50クレジットで済む場合もあれば、450クレジットを消費する場合もある。利用頻度が高い場合は、月に何回のAIアクションを実行するかを事前に見積もるとよい。

プラグインとは別に、ByTheWebは無料のAI可視性およびSEOサイトスキャナーも提供している。URLを入力すると、OpenAI、Google Gemini、Perplexity、Claudeがそのビジネスをどう理解しているかを、実際のWeb検索結果と引用元付きで確認できる。接続と検証を済ませるとレポート全体が閲覧可能になり、見つかった課題をWordPressツールで修正できる。

主要機能の解説

主要機能の解説

AI向けフィールドとllms.txt

ByTheWeb GEOの中心となるのが、Short AnswerとAI Summaryという2つのAI向けフィールドだ。Short Answerは質問への直接的な一文回答であり、AI Summaryは重要事実を箇条書きにしたスキャンしやすい要約である。どちらもサイトが自動生成するllms.txtファイルに反映される。必要に応じてllms-full.txtとしてMarkdown形式の完全版も出力できる。

FAQビルダーは手動で書いた質問をJSON-LD形式のFAQスキーマへ変換する。ここでスキーマとは、ページ内容を検索エンジンやAIが機械的に理解できるよう構造化するマークアップの一種だ。JSON-LDはその構造化データを記述するフォーマットである。ショートコードまたはElementorウィジェットで訪問者にも表示できる。

そのほか、Article、Organization、Person、Local Business、Service、BreadcrumbListの各スキーマと、sameAsおよびContactPointフィールドが構造化データの側面を補う。sameAsは自社の公式プロフィールを紐付けるためのフィールドだ。

従来のSEO機能と既存プラグインとの共存

AI向け機能に加えて、ByTheWeb GEOは従来型のSEOレイヤーも備える。タイトルとメタディスクリプションの文字数インジケーター、最適化チェック、スマート変数を使った動的テンプレートの作成が可能だ。WP Mayorのレビューでは、主要なSEOプラグインにある基本機能はおおむねこちらでも揃っていると指摘されている。

ByTheWeb GEOはYoast SEOやRank Mathと併用できる。機能が重複するフィールドは重複を避けて調整される一方で、GEOスコアとスキーマ機能はそのまま有効になる。既存のSEOワークフローにByTheWebを追加しやすい設計だ。

実務での使い方とGEOスコア改善

実務での使い方とGEOスコア改善

初期設定とスキャン

ByTheWeb GEOをインストールして有効化すると、WordPress管理画面に専用メニューが追加され、バックグラウンドで初回サイトスキャンが実行される。最初にGEO設定とSEO設定の画面で、ビジネス名や所在地などの基本情報を登録するとよい。両方のプラグインを有効にした場合、Needs Attention(要対応)テーブルからページごとのGEOスコアを確認できる。スコアが低いページが上に並ぶため、改善対象を見つけやすい。

スコア改善の流れとAIアシスト

Short Answer、AI Summary、FAQを手動で追加すると、そのページのGEOスコアは上がる。これらの情報はページソースのメタタグやFAQスキーマとして出力され、llms.txtにも反映される。ByTheWeb AIを接続している場合は、不足フィールドの横にあるボタンを押すだけで自動生成できる。生成前にはページ内容、任意のトピック指定、クレジット消費量が表示される。

生成結果の編集が必要かどうかは、元のページにどれだけ情報があるかに左右される。このツールはゼロからリサーチするのではなく、ページ上の情報を素材にするためだ。既存コンテンツが充実していれば、そのまま使える精度の出力が得られやすい。

AI検索で引用されるまでの変化
従来のSEO対策のみ(Before)
タイトル最適化 メタディスクリプション XMLサイトマップ
AIはこれらの情報を直接の回答根拠として優先しない
GEO対策を追加(After)
AI Summary Short Answer FAQスキーマ llms.txt
AIが回答を組み立てる際の引用元として認識されやすくなる
従来型SEO要素  AI向けフィールド  スキーマ  テキスト出力

このデモは、AI検索に引用される状態への変化を概念として示したものだ。実際の改善はプラグインが算出するスコアに沿って進める。スコアが上がると、ChatGPTやGeminiが回答の根拠としてサイトを使う可能性が高まる仕組みだ。

プライバシー、サポート、総合評価

プライバシー、サポート、総合評価

クラウド処理とプライバシー

ByTheWeb AIでコンテンツ生成を実行すると、該当ページの内容とドメイン情報がByTheWebのクラウドサービスを経由する。WP Mayorのレビューでは、厳格なデータ処理要件を持つサイトはプライバシーポリシーを確認し、必要に応じて運営チームへ問い合わせるべきだと触れられている。手動機能だけを使う場合はクラウド処理が発生しない。

サポート体制

サポートはWebサイト上のチケットシステムで受け付ける。WordPressプラグインのダッシュボードから簡単にアクセスできる。ナレッジベースには基本機能と一部の応用ケースがまとめられており、多くは短い動画ガイド付きだ。WP Mayorのレビューでは、動画だけでなくテキストによる詳しい説明が増えるとさらに良いという指摘もある。

導入に向くサイトタイプ

WP Mayorのレビューでは、ブロガー、複数サイトを監査するエージェンシー、構造化データを追加したいローカルビジネスにとって最も価値があると評価されている。一方、同レビューは成熟したSEOスタックを導入済みの場合やAI引用の保証を求める場合、複数ある判断材料の1つとして扱うのが現実的だとしている。確立されたリーダーというより、形成途中のカテゴリに登場した有望な初期段階の製品という位置づけだ。

この記事のポイント

  • ByTheWeb GEOは無料でAI可読性スコア、llms.txt、スキーマ、従来SEOを管理する
  • ByTheWeb AIは任意のクレジット制アシスタントで、不足フィールドを自動生成する
  • 新規アカウントには30日間有効の5,000クレジットが付与される
  • Yoast SEOやRank Mathと併用でき、GEOスコアとスキーマは有効なまま残る
  • AI生成を実行するとページ内容がクラウドを経由するため、プライバシー確認が必要だ
海田 洋祐

・ 複数業界における17年間のデジタルビジネス開発経験 ・ ウェブサイト開発のためのHTML、PHP、CSS、JavaScript等の実用的知識 ・ 15ヶ国語対応の多言語SaaSの開発経験 ・ 17年間にも及ぶ、Eコマース長期運営経験 ・ 幅広い業界でのSEO最適化の豊富な経験

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